
赤ちゃんの将来を見据えて、なるべく早いうちに教育を始めましょう、という触れ込みで早期教育を勧める方がいらっしゃいます。早期教育で扱われる内容は超早期教育(脳に刺激を与える教育)や幼児教室・就学前教育などで、教えられる内容は読み書き・計算・外国語(特に英語)が多いようです。
このような教育には特別な教材が使われ、一般的に書店などで売られている教材はあまり使われません。その影響で、これらの教室で使われる教材費は高額になりがちです。
またこのような教育が取り入れられる背景には、特に外国語などの場合、外国語のイントネーションや発音は3歳まで(人により12歳とも13歳とも言われています)に習わなければネイティブスピーカー並みの発音にならない、という限界期説などの影響があり、一日でも早く外国語を習わせたいという親の気持ちが後押ししているようです。
よりネイティブらしい自然な発音の習得にはおのずと限界年齢があるというのは、学校などでも言われていることですが、外国語の習得自体は年齢に関係なくできます。一人の人間が数カ国語を流暢に話すこともあり得ます。×歳までに英語教育を始めなければ、英語の習得は絶対に無理だ、という言葉を信じて高い授業料を払う親御さんもいらっしゃいます。けれども外国語の習得に年齢は関係ありません。
また母国語をしっかり学ぶ前から外国語を学ばせると、子供の頭の中が混乱するという説もあります。誰よりも早く教育を始めることで、他の子どもより優位な立場に立たせてあげたい、自信を持たせてあげたいという気持ちは十分分かりますが、子供の望まない早期教育は逆効果になることもあります。今していることは本当に子供のためになるのか?子供は楽しんで勉強しているのか?時にはそれを考えてみることも大事ですね。